후리가나로 읽는 일본 고전
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おうしゅうきこう
欧洲紀行
横光 利一
横光 利一의 欧洲紀行(おうしゅうきこう)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 120,107자 · 241화면
八月十一日
彼らはヨーロッパの論理以外のものを世界の知性界から退けようと努力する。知識の換算率はいつもその国民の最高の部分を持ち合わして表を造る。このとき東洋人は、自身の歴史を抛棄する大胆さをもってヨーロッパに迫るのだ。ここに直感がある。このわれを忘れた直感力の行衛こそ私の興味ある的だ。
八月十一日
夜十一時ベルリン、ツオウ駅出発。――汽車が動き出すと突然五十過ぎの日本人が一人這入って来る。好人物らしい紳士である。
「私はこういうものです。これから日本まで帰るのですが、この汽車には日本人があなたと私と二人よりいませんから、よろしくお頼みします。」という。
大山氏、この人と私はこれから東京まで行くのである。オリンピックの水泳が後まだ四日も残っているとき、日本へ帰ろうという変り者だ。
雑談のうち、南米から廻って来た貿易商人で、兼エンジニアだと判明する。大山氏は言う。
「私は今新聞からフィルムを托されましてね。満洲里まで持っていってくれというのですよ。ところが、昨日、日日新聞の人から手紙が来まして、フィルムを持っていってくれと同じことを頼まれたものですから、日日のだとばかり思っていたら、今見ると朝日のだ。