후리가나로 읽는 일본 고전
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おうしゅうきこう
欧洲紀行
横光 利一
横光 利一의 欧洲紀行(おうしゅうきこう)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 120,107자 · 241화면
五月廿七日
徳川家康の最も日本に貢献した事は、日光に自身の廟を建てた事かもしれぬ。
歌舞伎を国営とし、新劇を松竹と東宝に任すべきと思う。これ以外に劇芸術発展の法はあるまい。
文学については、政府が新鋭の批評家に留学費を与えるべきと思う。それも、一人に長期の必要はない。三ヶ月で結構だ。半年以上この地にいる者は必ず何らかの意味で馬鹿になるからだ。ここには麻酔剤がいたる所から噴出している。これに気附かぬものは、つまり、眠てしまった者ばかりだ。
五月廿七日
日本製の物尺は、パリーへ来れば二倍にしなければ底へは届かぬ。私はパリーに来て、底を見たものはそんなに沢山あるとは思えない。長くこの地にいなければ、フランスは分り難いというものは、フランスの伝統と競争しようと思うものだ。この者は死ぬ以外に方法はあるまい。
到着一日目に街を歩き、興味のある珍奇な品物に眼が触れると、すぐこれを買いたいと思う。しかし、一ヶ月後には、よくあれを買いたいと思ったものだと、後悔する。けれども、到着の日に眼についた物こそ、日本人には必要なものだと気づくのである。
本日、セザンヌの展覧会を見に行く。