후리가나로 읽는 일본 고전
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おうしゅうきこう
欧洲紀行
横光 利一
横光 利一의 欧洲紀行(おうしゅうきこう)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 120,107자 · 241화면
五月十九日
もうただ野蛮になりたくて仕方がないというパリー人の苦しみ。
第一の自然を征服し、第二の自然の技術を尽し、第三の自然である思想を、窮極へまで押し縮めたパリーでは、どうかして第一の自然へ返りたく、野蛮な扮装をしているのだ。これが第四の自然である。リアリズムはここにはも早やない。
五月十九日
立体活動写真というものを見に行く。ところが、これは二三日前初めてこの地に現れたものだが、日本では一ヶ月前に出ているとの事だ。発明国が他国に先に幕を切らせるところなかなか油断がならぬと思う。
酔っぱらいはフランスにはいない。智能の低級な者でなければ酔っぱらわないという見解を持っていて、そんな者が現れると直ちにカフェーから掴み出されてしまう。ところが、居眠りをしていても掴み出される。居眠りと酔っぱらいは馬鹿者の証拠になっている。
どちらを向いても美人揃いというものは、美人が一人もいないのと同じ事だ。ネロがローマに火をつけたのも、あまり美人がいすぎたからだ。
この国の運転手や給仕には、一国の総理大臣同様な恰幅容貌の男が多い。ところが、ここの大臣は日本の給仕のように寒げな顔をしている者が多い。