일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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おうしゅうきこう

欧洲紀行

横光 利一

横光 利一의 欧洲紀行(おうしゅうきこう)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 120,107자 · 241화면

아오조라 문고

オリンピック記

七月廿四日

」

「そうです。まあ、そう云うているだけですがね。実際はどこからどこが国境だかはっきりしたことは分りませんよ。」

と特高課の人は云う。私はこの日本人が職務的に忠実だということについて、この人も良いことをしているのだと思う以外に批判の仕方はなくなった。それ以上の立派なことは何もない。お互にやろう。私はこの人に縛られても文句はないと思う。私もまたソクラテスのように国法を重んじよう。

午前十時、ハルピンに向う。

オリンピック記

七月廿四日

芥川忌日に飛行機で発つ。パリーをなつかしむ間もなくケルンを過ぎ、早くもポツダムの湖水が眼下に見え、赭黒い尖塔のかたまった巨大なベルリンが現れた。空巣のようにさびれた夏のパリーとは違ってここは祭りである。枝低く垂れた菩提樹の間を真直に伸びた磨かれた道、葵の紅い花を咲き誇らせた窓、窓、風に靡く※の旗の列なった風景は戦国の昔、どこからか一群の武士が攻め寄せて来るようだ。人おのおの何の戦争の準備であろうか。菩提樹下の街々は外国人の横行でさながら国際都市である。ベルリンの市民はこれ等の歓待に謙遜で礼儀正しく清潔で親切だ。雨霽れた日曜日オリンピック村を見物する。