후리가나로 읽는 일본 고전
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おうしゅうきこう
欧洲紀行
横光 利一
横光 利一의 欧洲紀行(おうしゅうきこう)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 120,107자 · 241화면
六月六日
よく知るとは心理に入るという事だ。文学はここから起り、これが世界の平和を保証していく唯一の武器となるのだ。
六月六日
罷業はますます拡大して行く一方だ。新聞も極左翼と極右翼の二つだけが、ようやく発行をつづけている。カルチェルラタンを歩いていると、日の暮れかかっている中を、極右の売子が胸に新聞を横にあてつつ叫んで行く。その数間後から、極左がそれをもみ消すように叫んで来る、すると、今度は極右、極左、と売子同志の声の争いが連続して来る。砂糖も明日は買えぬと云う。ガソリンも売らぬから自動車は少い。
電燈と瓦斯と水道だけは、軍隊がこれを守っているとの事だ。いったい、ここの軍隊はどっちの軍隊かわれわれには明瞭でない。
夜、レストランに休んでいると、ガソリンが買えぬので遊んでいる運転手たちが塊って這入って来る。彼らは政治の話ばかりだ。
去年、われわれは一週間四十時間労働と定めた時、アメリカが賛成して来たのに、イギリスが黙っていた。それだから、今になってイギリスが困って来たのだと云う。
フランスの労働者は皆金を持っているからストライキが続いても困らない。血を吐くような争いはどこにもないが、それだけ長く続くだろう。