일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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おうしゅうきこう

欧洲紀行

横光 利一

横光 利一의 欧洲紀行(おうしゅうきこう)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 120,107자 · 241화면

아오조라 문고

五月四日

低い体躯もそれに物云う他の高い上脊をかがませて、ねばり強く根を張った松に見える。しかし、人間はあんまりいろいろな事を沢山しすぎたようだ。

五月四日

ロンドンへ来た。ドーバーを越した飛行機の中で、足が側面の立壁に触れると、電気にかかったような振動を身に感じ、吐気をもよおしそうだ。日本の飛行機ではこんなことは一度もなかった。これを人に話すと、その人の云うには、日本の旅客飛行機に使用しているモーターほど優秀なものは、世界にはないとの事だ。それも国産である。バイブレイションがちがうのだ。(パリーを九時出発、機上で一時間半、十二時にロンドンのピカデリ着)

日日の南條氏に、市中と郊外を自動車で廻って貰う。前日からの睡眠の不足で、瞼が垂れそうだったのに、郊外へ出ると眼が醒めた。新緑の広大な曠野に連り咲いた、えにしだの金色の花の群団。――旅から旅へさまようものの、第一眼を喜ばすものは、やはり花である。ロンドン市中の建物は、大阪の堂島に似ている。石柱が太く重い。テームスの景観も丁度中之島だ。実質一点張りで、装飾は堂々たる威嚇となり、大国の鷹揚さの裏影から、どことなく気ぜわしい煙りが立ち昇って感ぜられる。