후리가나로 읽는 일본 고전
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おうしゅうきこう
欧洲紀行
横光 利一
横光 利一의 欧洲紀行(おうしゅうきこう)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 120,107자 · 241화면
それなればこそ、俗化しないものでかつて偉大なものがあったかという、ジイドの言葉も出るのである。しかし、いかなる者も、必ず行き詰まるときがある。このとき、それぞれ人は自己に返り、青年に戻る。
六十、七十から語学を始め、十六、七の少年を対等に尊敬し、独立独行、齢を眼中に入れざるフランス人の態度の基礎は、自身の年齢から青春を常に発見する努力にあろうと思う。私がパリー滞在中に最も羨ましく感じたことは、この国の老人の美しさと豪さであった。個人主義の徹底は、男子をこのようにするものかと、私は常に老人の観察に注意を向けたが、老人を老人らしくする日本人の修養は人生を幸福ならしめる修養とは、最早やならないことを知るにいたった。私も十六の少年を念頭に描いて、再び勉強をし直そうと思い、若くして大人になる練習などせぬことこそ、近代的修養の第一であると気附いたのも、フランスのお蔭であろう。青年論どころではない。何が大人か、誰も語らない。
私は失望の巴里という題で、文藝春秋へ通信したことがある。あの通信はパリーの日本人間に問題を起し、日本にいる友人達に心配をさせたが、実はあの題は私が書いたのではない。