일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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おうしゅうきこう

欧洲紀行

横光 利一

横光 利一의 欧洲紀行(おうしゅうきこう)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 120,107자 · 241화면

아오조라 문고

人間の研究

私はウラルを越えてシベリアへ入って来たとき、幾千里となくつづいた原野を見ると、過ぎて来たヨーロッパの智的文化が、ロマンチックな儚い城に見えてならなかったが、人間努力の結果を、無にする物の見方は、われわれからは抜けぬと見える。

ヨーロッパ人の文筆の士の争いは、敵の絶対の急所は避けて突かぬが、日本人のは相手のどうしようともない急所でなければ突かぬのである。豚のように急所のなくなるのを本懐とする風習は、常にわれわれから遠ざかろうとしない。しかし、今は、急所を持たぬものなどどこにもいない。「おけらの唄」の栄えるのは、福徳円満を祈る吉相である。

人間の研究

それぞれ人々は人間について考えているという事――どのような職業の者も、その職業に従って、人間のことを考えているという興味ある大事実が、また新年となって渦巻き流れていく壮観さ。

一年に一度、すべての者が自身の年齢を共通に考え、今年は幸福であるようにと願う心の祝典に際して、開幕すでに朝の日光が昇って来る。このようなことは、まことに目出度いことだとは、長い間私は忘れていた。しかし、誰も彼もひそかに人間の研究に従事しつつ、新年松の内のみこの研究を中止する習慣は、私の生れて以来この世の中に続いてやまなかった。