일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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おうしゅうきこう

欧洲紀行

横光 利一

横光 利一의 欧洲紀行(おうしゅうきこう)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 120,107자 · 241화면

아오조라 문고

さまざまな形の墓の間にプラターヌの花が積っていて、この寺の境内の美しさと静けさは上海第一と云われている。墓場が名所となるのも街に伝統のない明るさであるが、外人の墓地というものは、死後までわれわれに人工の世界を感じさせる。薔薇の花のまだ萎れぬ間を、白砂を敷きつめた径が方形に通っていて、僧服を着た宣教師の静に歩くひまにも、ばさりばさりと響く音は、大理石の面から辷り落ちて来る玉虫の甲の音である。

To know him was to love him. Since thou best called me blessing what most I prized, it neer was mine I only yield thee what is thine.

墓碑を読んでいると、静な石の中から生き残ったものの天上に向って呼ぶ声が、あちらからもこちらからも聞えて来る。日本人の墓石は戒名だけだが、外人のは呼び合うような声ばかりだ。あきらめて徊遊するペアギントの歌は、まことにこの墓地の爽やかな旅情である。小鳥がしきりに啼きつづける。大樹の幹の並んだ奥に蔦の絡んだ会堂があって、十字架の厚い木彫を浮べた扉をぴたりと閉めたまま、訪ねる人もない。