일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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おうしゅうきこう

欧洲紀行

横光 利一

横光 利一의 欧洲紀行(おうしゅうきこう)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 120,107자 · 241화면

아오조라 문고

六月十一日

最右翼と最左翼は紙一重の差がある許りだ。一つは感情の壮烈、一つは理智の尖鋭。自由主義は、ぷすぷす矢を突き立てられる的となり、それ自体の混濁した鍛錬をもって、思想の母体を守護していく。私の最も注目したいのは押し揉れる、そのデカダンの行方である。ここにはまだ一度も吹き消されたことのない神火が、細々と燃えている。

六月十一日

罷業の大火は、とうとうわれわれ見物の足もとにまで及んで来た。今日は食事に宿を出ると、モンパルナス一帯のレストランは、椅子の足を上向けてどの店も森閑としている。私同様食事に出て来た外人たちは、うろうろしながら笑っているだけだ。近所に白系露人ばかりで経営している食事場が、一つあるのを思い出し、そこも罷業するものかどうかと行ってみる。行くと果してここだけが店を開けている。しかし、窓には組合に加入している証明書を、今日に限って張り付けてある。しばらくして一団の罷業実行委員会が検べに来たが、窓の紙を見て何も云わずに通過した。ところが、店のカウンターの前には、良く見ると白系露人運動の寄附金箱が、軽そうにぶら下って傾いている。

午後、ブリュヴァールから河を越え、オペラへ出て、マデレーヌの前をサントノレの方へ曲り、サンゼリゼーからカルチェルラタンまで歩いてみた。