후리가나로 읽는 일본 고전
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しんらん
親鸞
吉川 英治
吉川 英治의 親鸞(しんらん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 566,138자 · 1127화면
と、いう者があった。
「さ……」誰も、顔を見あわせて、上人へそれをいいに行く者はなかった。すると、やはり流罪を命じられて、今朝、上人と共に、配所へ護送される善恵房が、
「では、てまえが」と起った。
「オオ、善恵房どのからなれば、上人も、お気にかけられまい。月輪の老公のご奔走で、なにかと、護送のことまでも、ご寛大になってきたところ――ここでまた、法令にたてつくようなことが官へ聞こえては上人のお不為になるで」
「それとなくご注意申しあげて来ます」善恵房が、上人の前へ出て、畏る畏る一同が案じているよしを述べると、上人は、もってのほか機嫌を損じたらしく、厳しく、膝を革めてこういった。
「たとえこの法然房が舌を抜かれ身を八ツ裂きの刑にせんと御命あっても、わしは念仏勤行を止めることはいたさぬ。よし新羅百済の海の果てへ流さるるも、死を賜うも、大聖釈尊をはじめ無量諸菩薩が、われら凡愚煩悩の大衆生のために、光と、証とを、ここにぞと立て置かれたもうた念仏の一行であるものを。――何ぞや、権力、詐謀、威嚇、さようなものでこれを阻め、その不滅の大御文章を、人類のうちから抹殺することなどできようか。