일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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おうしゅうきこう

欧洲紀行

横光 利一

横光 利一의 欧洲紀行(おうしゅうきこう)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 120,107자 · 241화면

아오조라 문고

少くとも文学の中の哲学は、論理そのものの素質の中に包含せられている不用意と盲点とを油断なく点検することである。論理の中から盲点を発見する意識作業に従事することは文学者以外にないのではないかと思う。近ごろの文芸評論家に心理家の多くなって来たことも、論理のこの盲点の点検家を社会が必要として来た結果にちがいないと思うが、しかし、近年最も作家の成長力を迷わせたものも、同時に作家の内部にある自意識という武器であった。

自分一人にとって、絶対確実に誤りでないものと信じ得られるこの興味ある武器を、一つずつ人々が持っており、またこの事実についてもこれに人々が興味を感じ、これのみに真を置くとき、人間の行為は秩序という美を構成しない。構成のない自意識がたとい真であろうと、それはただ真であるだけで価値を生じるものではない。ここから意識の整理の用が発生して来た。作家の世界像という観念構成に関する希いは、この意識の整理の必要から生じて来たのである。これを言い換えると、近来の作家にとっては、あらゆるテーマというものは、整理の必要というモチーヴから起ると言うべきである。

先日、志賀直哉氏と長与善郎氏との読売紙上の会話の中で、テーマがあってもモチーヴがなければわれわれは作品を作れないという言葉が、両氏の口から出ていたのを私は読んだこと