일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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おうしゅうきこう

欧洲紀行

横光 利一

横光 利一의 欧洲紀行(おうしゅうきこう)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 120,107자 · 241화면

아오조라 문고

五月廿六日

新現実主義の起って来た所以である。

五月廿六日

フランスという所は無銭飲食のうち、食だけは罪が重い。飲に至っては問題にならぬ。

ここの裁判では陪審制度が強力な判決権を持っているために、美人が殺人を犯しても、多くの場合無罪となる。美人は存在しているのみで国家に貢献しているという理由が、暗黙の諧謔となって現れたのだ。

フランス人は笑うことが非常に少い。笑う必要を感じぬだけの言葉があるからだ。まだ日本は笑わねばならぬ。笑う間は福が来ないのだ。

喧嘩を見たことがほとんどない。突き衝っても衝られたものから「御免なさい。」を云う。

大道の四つ辻で盲人が来るとあらゆる通行を断ち、警官が一町ほど手を曳きつつゆっくりと安全な所へつれていったのを、私は見たことがある。

フランスの画家の製作品が海外に売れる金額の量は、日本全部の絹物の輸出額よりもはるかに大きい。ここでは芸術は実業以上だ。

スペインへ入る海外からの旅客の大部分は、博物館の絵を見に行くものだとの事である。この旅客の落す金額は、国庫の最も重要な収入となっている。グレコ、ピカソ、ベラスケス、ゴヤ、この四人の天才の出たために、国民は永久に遊べるのだ。