후리가나로 읽는 일본 고전
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しんらん
親鸞
吉川 英治
吉川 英治의 親鸞(しんらん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 566,138자 · 1127화면
三
月輪殿が」と、あわただしくそこにいる上人に告げた。
三
――どんなに惟悴しておられるだろう、どんなに絶望的な老後をかなしまれているだろう。そう上人のすがたを想像していた月輪禅閤は、
「おう」と、上人のほうから、常のとおりな声で、先にことばをかけられると、はっと、なにものかに衝たれて、
「……おお」同じように答えたまま、両手をつかえて、その手をしばらく上げることができなかった。
自分の至らなさを、禅閤はすぐ恥じた。そういう上人であろうはずはなかったのに、自分の悲嘆から推して、そうあろうと、上人を凡夫のように想像していたことが恥かしくなってきたのである。
今度の兇変についても、
「なんと申しあげてよいやら」と、禅閤がいいかけると、
「なにも仰せられな」と上人は微笑すらふくんで、それに触れないのだった。
そして、相かわらず、上人の唇から流れる静かなことばは、法の話であった、弥陀光の信念につつまれた和やかな顔をもって説くところの人間のたましいの話であった。
「――かかる時に持ちくずれるような信仰では、なんの役にたちましょうぞ。こういう折こそ、ご修行のかいがのうてはならぬ、月輪どのはややおやつれに見ゆるが、さようなことでは、法然が都を去るにも心のこりでござりまするぞ」