일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

ja-reading.com

후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.

おうしゅうきこう

欧洲紀行

横光 利一

横光 利一의 欧洲紀行(おうしゅうきこう)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 120,107자 · 241화면

아오조라 문고

て感じる好都合の場所だと思った。このように思うと、当然私の思いは自分の故里を懐しみ、両親や友人知人や妻子を安全に生活せしめ、これを護ってくれる人々に先ず何よりあらためて謝せずにはおれない。世界と言い、人類と言い、人間と言ってみたところで、スフィンクスの下では、人間の顔が私には自分の妻子や友人知人の顔ばかりとなってより浮んで来なかった。日本人は「自分のこと」を考える場合にも、「自分のみ」については絶対に考えるものではない。外国人というものはこのようなときでも、自分一個の姿より考えないのではあるまいか。これをわれわれはどの程度まで真似する要があるのか私には未だに分らぬ所である。

他人が一度考えついたことをふと、また後から自分が考えつくと、物を書くものは困ることが多い。しかし、また誰も彼も共同に考えていることであるために一層魅力を増すこともある。三木清氏は「現代日本に於ける世界史の意義」という改造の文章の中で、「理論上の誤謬はまた究極において実践上の成功を齎らし得るものではない」という言葉で、世界の歴史に於ては結局は論理が勝つものだと言う意味をのべている。