Japanisch lesen

Japanische Klassiker mit Furigana

ja-reading.com

Lesen Sie japanische Klassiker online mit Furigana. Filtern Sie nach JLPT-Niveau, tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung und übersetzen Sie einen Satz.

みやもとむさし

宮本武蔵(七)

吉川 英治

Lesen Sie 宮本武蔵(七) (みやもとむさし) von 吉川 英治 (よしかわえいじ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 350.912 Zeichen · 702 Bildschirme

Aozora Bunko

(眼障りだ)

となり、

(討てぬものか)

と、囁かれ出し、遂に、

「殺れ」

と、なってしまって、かなり根気よく機を測っていたが、一昨夜のような失敗に帰してしまった理だというのであった。

吉岡拳法の名は、今もなお、慕われている。諸国行く先々で聞かぬ所はない。いかにその盛んであった時代には、多くの門下を、諸国に持っていたかも察知できる。

本多家だけでも、その刀流を汲んだ者が、何十人もあるというのは本当だろう。――武蔵は、事の真相にうなずくと共に、自分を恨んでいる人々の気持もわかる気がした。しかし、それは武門の上でなく、人間の単なる感情としてのみである。

「――で、その不心得と、恥ずべき卑劣は、きょう御城内で、その者どもへ、きつく叱りおいた。ところが、お客分の三宅軍兵衛殿には、自身の門人も交じっていたことゆえ、いたく恐縮されて、ぜひ其許へ会って、一言、お詫びしたいとある。……どうじゃな、ご迷惑でなくば、これへ呼んで、お紹介せいたすが」

「軍兵衛殿には、ご存じない儀とあれば、それには及びませぬ。兵法者の身に取れば、前夜の事ども路傍ままあること」

「いや、それにせよ」