일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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おうしゅうきこう

欧洲紀行

横光 利一

横光 利一의 欧洲紀行(おうしゅうきこう)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 120,107자 · 241화면

아오조라 문고

衣食住に配慮を要せぬ未開地の土人にとって、無慾の証明を得ることは、さほど困難なことではない。要はメッカへ参る費用を貯蓄することだ。貯蓄した金銭で無慾の証明を貰い、帰って無慾を終生の誇りとして終る。人生甚だ簡単だ。ところが文化の侵入は、靴と帽子から這入って来た。メッカへ参っても、靴と帽子は彼らからは放れない。イギリス製の靴一足を買う金で、日本製の靴と帽子と服まで買える。即ち日本が彼らの物質慾を刺戟し始め、文化を支えているという現象になっている。

イギリス政府は通貨制度を新しく改革したときには、先ず最初に必ず印度にこれを応用して実験してみるそうだ。未開地の土人に適用してみることは、一番反応が明確に現れるからだ。現今のイギリスに於ける経済学者の最も優秀な人々は、夫々印度に在任した人たちばかりだとの事である。日本ではこれが満洲。

夜になって句会がある。出席者はすべてシンガポールにいる虚子氏の門人ばかり二十人。私も混る。私の句は十二点入り、第四番目なり。虚子氏は私の句中から次の二句を撰さる。

水牛の車入りけり仏桑華

鰐怒る上には紅の花鬘

最高点は上ノ畑楠窓氏、機関長なり。