轻松读懂日语经典作品
ja-reading.com
轻松读懂日语,轻松阅读日语。在线阅读日语经典作品。支持在阅读过程中显示假名、查询生词、翻译句子。
さんごくし
三国志(七)
吉川 英治
吉川英治『三国志(七)』。同一底本的分册已合并为一书。收入:三国志、三国志。
N1 · 挑战 · 新字新假名 · 371,916 字 · 744 页
られてきたものといってよい。で、大戦展開の舞台裏にはなお戦争以上の戦争がつねに人智のあらゆるものを動員して戦っているものだという表裏の相を、この時代の戦争にもまた観ることができるのである。
時はすこしさかのぼるが――
成都にある玄徳は、これより以前に、劉瑁の未亡人で呉氏という同宗の寡婦を後宮にいれ、新たに王妃としていた。
呉氏は、貞賢で顔色も優れていた。玄徳が荊州にいた時代、呉国の孫権の妹を娶ったこともあるが、この呉妹と別れ去ってからは、久しく寂寞な家庭におかれていた彼も、その後、若い王妃呉氏とのあいだに、ふたりの男子をもうけていた。
兄は劉永、字は公寿。
弟は劉理、字は奉孝という。
その頃――
荊州方面から蜀へ来た者のはなしに、
「この頃、呉の孫権が関羽を抱きこもうとして、関羽のむすめを呉侯の嫡子へ迎えようと、使者をやったところ、関羽は、虎の子を犬の児の嫁にはやれんと、断ったそうですよ」
と、面白おかしく伝えた。
孔明の耳へ、噂が入ったのは、だいぶ後だったので、孔明が、荊州に変が起こることを直覚して、
「たれか代りをやって、関羽と交代させないと、荊州は危うくなりましょう」