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さんごくし
三国志(七)
吉川 英治
吉川英治『三国志(七)』。同一底本的分册已合并为一书。收入:三国志、三国志。
N1 · 挑战 · 新字新假名 · 371,916 字 · 744 页
破軍星
一
、第3水準1-86-78)城を出て、玄徳を迎え入れた。時早くも、
「軍師※(「广+龍」、第3水準1-94-86)統は、山中の落鳳坡とよぶ所にて、無惨な討死をとげた」という事実が、逃げかえってきた残兵の口から伝えられた。
玄徳の悲嘆はいうまでもない。
「虫の知らせであったか」
と、後になっては、かずかずの兆らせを思い当るのだ。
夕星白き下、祭の壇をきずいて、亡き※(「广+龍」、第3水準1-94-86)統の魂魄を招き、遠征の将士みなぬかずいて袖をぬらした。
魏延、劉封などの若武者は、
「※(「各+隹」、第3水準1-93-65)城をふみ潰さずには」
と、雪辱に逸り立ったが、玄徳は愁いを共に城門を閉じて、
「決して出るな」と、ただ堅きを守った。
そして関平を荊州へ急がせ、一刻もはやく蜀に来れ、と孔明にあてた書簡を持たせてやった。
破軍星
一
七夕の宵だった。
城内の街々は、紅燈青燈に彩られている。
荊州の城中でも、毎年の例なので、孔明は、主君玄徳の留守ながら、祭を営み、酒宴をもうけて、諸大将をなぐさめていた。
すると、夜も更けてきた頃、一つの大きな星が、怪しい光芒をひいて、西の空へ飛んだと思うと、白い光煙をのこして、ぱっと砕けるごとく、大地へ吸いこまれた。