Classiques japonais avec furigana
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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.
ゆきのじょうへんげ
雪之丞変化
三上 於菟吉
Lisez 雪之丞変化 (ゆきのじょうへんげ) de 三上 於菟吉 (みかみおときち) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.
N2 · avancé · kanji et kana modernes · 344 083 caractères · 673 écrans
この男だとて多分、多くの女たちの、もてあそびものになって来た身であろう――
自分をはげますように、そんな風に思って見たが、すると、又、激しい愛慾の悩みが、白くむっちりと膨れた胸を、噛む。
――でも、わたしには、辛抱出来ない。一度、この人をわが物にすることが出来たら、他人の手には渡せない――
彼女は、雪之丞が、あまりにつつましすぎるのを、怨じがおに、
「その上に、又、わたしのようなものの、つれづれの伽までたのまれて、さぞ、心苦しゅうありましょうな」
「いいえ、御息女さま」
雪之丞の、澄んだ、しかし、ねばっこさのある声が遮った。
「何でそのようなことが、ござりましょう。わたくしのようなものが、貴いお身ちかく出ますのが、あまりに勿体のうて――」
「まあ! 何ということを!」
浪路は、媚びられて、うれしさに沸きたつ胸を、しいて、つんとして見せて、
「そなたは、どこまでも、他人行儀にして、わたしを近づけまいとするそうな」
そのとき、しずかに、小間使が、蒔絵の膳に、酒肴をのせて運んで来て、また、音もなく立ち去るのだった。
浪路は、まだ遠い二人の仲を近よせる、いい仲立を得て、