Lecture japonaise

Classiques japonais avec furigana

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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.

ゆきのじょうへんげ

雪之丞変化

三上 於菟吉

Lisez 雪之丞変化 (ゆきのじょうへんげ) de 三上 於菟吉 (みかみおときち) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.

N2 · avancé · kanji et kana modernes · 344 083 caractères · 673 écrans

Aozora Bunko

一七

、一人の慾婆、そうした秘密を嗅ぎ分けることも、見わけることも出来ず、めいめいの煩悩、慾念に、涎も流さんばかりの浅間しさだ。

「何だねえ、丑さんも、為さんも、こんなおうつくしい女をさっきのような、野太い声で、おどかしたりしてさ」

と、お三婆さんは、妙にねばっこい調子で、気褄を取るようにいって、

「なあに、お前さん、この人達は、見かけこそ荒っぽいが、気立はなかなかやさしい方でね――ひ、ひ、ひ、やさしいというよりのろい方でね、ひ、ひ、ひ」

「のろいッて――人を!」

と、丑が、苦ッぽく笑って、

「婆さん、べらべらしゃべっていずと、一本つけな」

「あいよ、わかったよ、ねえさんだって、寒いわな。熱いところを、早速つけるがね。それにしてもまあ、こんなお子を、どこから拾って来たのだね」

「なあに、犬に吼えられていたのさ」

と、為が、

「はだしで、髷をくずして、夜みちで、犬に吼えられているのを見ちゃあ、日ごろの侠気で捨てちゃあ置けねえ」

「ひ、ひ、ひ、いつものおとこ気でね――結構な性分、さぞ、後生がいいこったろうね――まあ、何と言っても、ここへつれて来てくれたのは、結構なことだ。