Lecture japonaise

Classiques japonais avec furigana

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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.

ゆきのじょうへんげ

雪之丞変化

三上 於菟吉

Lisez 雪之丞変化 (ゆきのじょうへんげ) de 三上 於菟吉 (みかみおときち) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.

N2 · avancé · kanji et kana modernes · 344 083 caractères · 673 écrans

Aozora Bunko

一二

すると、うむ、それは、よき人々に贔屓れておるな――広海屋と申せば、名うての大町人、やがて江戸一にもなるべき人だ――」

「うむ、左様なことを、お城重役が申されていたか――」

広海屋の、栄達を望んでもがきつつある心は、すぐに激しく動揺して、喜色満面。

「ええ、もう、大したお讃めで――」

と、雪之丞は唆り立てて、

「その上、わたくしにはわかりませぬが、何か、よほどむずかしげなお噂もありましたようで、あなたさまについてのお話ゆえ、一生懸命理解いたそうといたしましたが、くわしゅうはのみ込めませず、残念に存じました」

「わが身についての、むずかしい噂――」

広海屋は緊張して、

「気にかかるな? 何事か聴かしてくれ」

一二

雪之丞は、広海屋が、こちらの口車に乗せられ、ぐんと乗り出して来るのを、浅間しいものに眺めながら、

「只今も申しますとおり、わたくしなぞには、良く、呑み込みのいかないお話でござりましたが、何でも、貴方さまが、一決心なされました、お持米とやらを、東におまわしになりませば、大したことになるであろう――と、いうようなことを、しきりに仰有ってござりました」

「何と? 持米を東に廻す!」