Classiques japonais avec furigana
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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.
ゆきのじょうへんげ
雪之丞変化
三上 於菟吉
Lisez 雪之丞変化 (ゆきのじょうへんげ) de 三上 於菟吉 (みかみおときち) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.
N2 · avancé · kanji et kana modernes · 344 083 caractères · 673 écrans
一六
「いつもいつも、いやに落ちつき払ってさ、高慢ちきに取りすまして、天下で、わたしほど、武術も、芸も、すぐれたものはあるまいと、いわんばかりの顔をしておいでの、雪之丞さん、わちきは、刃ものを取っては、おまはんの敵であろうはずはないけれど、今夜は別だと思ってるのですよ。なぜッて、わちきの掌の中には、こんな魔ものが宿っているのですものねえ――ふ、ふ、紅ッ毛で、天狗鼻の、ちん毛唐という人達も、いい道具を発明してくれたものさ」
と、嘲けったが、急に、乱暴な、ぞんざいな、下卑切ッた口調になって、
「ええ、おい、何とか返事をおしよ。腰が抜けたような顔をして、ぼんやり坐っていないでさ。この短銃はね、決して、舞台の小道具じゃあないのだよ。この曳金に、お初ちゃんの細い細い、ほ、ほ、白魚のような指がさわりゃあ、この可愛らしい銃口から、小ちゃい小ちゃい、小豆つぶのような弾丸が飛び出して、まあ、蝋で作ったといおうか、珠玉をみがいたようだと言おうか、何とも言われず美しい、おまえさんの、その額の真ん中に、ボーンと食い込んでゆくのだよ。ほ、ほ、口惜しそうに、そんなに怖い顔をしたって、駄目の皮さ。