Lecture japonaise

Classiques japonais avec furigana

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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.

ゆきのじょうへんげ

雪之丞変化

三上 於菟吉

Lisez 雪之丞変化 (ゆきのじょうへんげ) de 三上 於菟吉 (みかみおときち) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.

N2 · avancé · kanji et kana modernes · 344 083 caractères · 673 écrans

Aozora Bunko

どんな事でも平気でやッつけて、幾らでも銭になりゃ、そいつを掴んで、方々の部屋をごろついて歩いた。なんしろ、弁公の奴が、ちっとも顔負けのしねえ男なので、とうとう二人で、吉原のチョンチョン格子の牛太郎にまでなったこともあるんだ。ところが、何しろ二人とも、野放図もない我儘者だったから、何処にも永く尻が落着く筈がねえ。仕舞には、流れ流れて奥州街道を、越ガ谷の方まで、見世物の中にまじって落ちて行きさえしたのだ。その越ガ谷で、えらい目に遇うことになったのだ」

闇太郎の口元には、苦いくるしい思い出を、まぎらそうとするような笑いが浮かんだ。

「その越ガ谷で、見世物師同士がぶっつかって、思いがけなく飛んだ修羅場が始まったのさ。両方何十人という若い奴等が、あいつ等の喧嘩のことだから、生命知らずに切っつはっつだ。その時、間抜けな弁公の奴、鈍刀で、横っ腹を突かれたのがもとで、身動きも出来ねえことになる。喧嘩は仲直りで済んだが、一番手傷の重い弁公は、もう見世物に、くッついて、旅から旅を歩くわけにゃあ、いかねえ。拠なくこのおれも、あいつと一緒に越ガ谷に、居残ることになったのだ。