Lecture japonaise

Classiques japonais avec furigana

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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.

ゆきのじょうへんげ

雪之丞変化

三上 於菟吉

Lisez 雪之丞変化 (ゆきのじょうへんげ) de 三上 於菟吉 (みかみおときち) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.

N2 · avancé · kanji et kana modernes · 344 083 caractères · 673 écrans

Aozora Bunko

、堪えしのぶことは出来ないような気がされるのだった。

そこで彼女は、その晩以来、病気届けをして、公方のお成りをさえきっぱりとことわった。

すぐに典薬が、何人か閨房に派出されたが、彼等は、ただ、小首をかたむけるばかりだ。勿論、彼等とても一代の名医たち、中には浪路の病が、秘密な気苦労から出たものであろう位なことは、診て取ったものもあったのであろうものの、うっかりした事のいい切れぬ人達のこととて、当らずさわらず――

「これは大方、心気のもつれと存じます。しばらく、心静かに御静養なされましたなら――」

「申すまでもなく、このお城内にて、何の御不自由、御不満足もござらぬはずでござりますが、出来ませば、温泉、海辺にてなり御養生なされましたなら、日ならず御快癒に相違ござりますまいが――」

なぞと、老女にいいのこして退いてしまったのだった。

これこそ、彼女が、どんなに期待した診立てであったろう!

「わたくしも、せめてこの一月なり自宅に戻って楽々としていたら、このような病い、じきに癒ろうと思いますが――」

と、中老たちに対して、相当の権威を持っている、取締りの老女にささやくと、寵愛ならびない浪路のいい分に背いて得はないと知る彼女、すぐに、