Classiques japonais avec furigana
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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.
ゆきのじょうへんげ
雪之丞変化
三上 於菟吉
Lisez 雪之丞変化 (ゆきのじょうへんげ) de 三上 於菟吉 (みかみおときち) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.
N2 · avancé · kanji et kana modernes · 344 083 caractères · 673 écrans
この事だけは、別なのだから、どうぞほうって置いておくんなさいよ」
と、手酌で、わざとらしくうまそうに飲む。
闇太郎は、腕組をしたまま、
「じゃあ、お初さん、どこまでも、お前は意地を張るつもりなんだね?」
「意地を張るというわけではないが、あきらめられなけりゃあ仕方がありませんよ」
闇太郎、慣れぬ問題だけに、当惑して、考え込んでいたが、ここで、癇癪を起してしまったら、相手はいよいよねじけるばかりであろう――
そして、自分が帰るとすぐに、三斎屋敷に駆け込むかも知れないのだ。
引き据えて、江戸ッ子の恥さらし、渡世仲間の恥辱と、撲りつけてやりたいのを怺えて、
「じゃあ、こうしよう――もう一度、このおれから、雪之丞に、お前の気持をようく話して見るから、その返事が来るまでは、どうぞ、軽はずみなことをせずに待っていて貰いてえが――」
お初も、あわれといえばあわれだ――叶わぬ恋を叶えて貰うためには、焙火箸でも、蛇の尻尾でも甘んじて掴もうとするのであろう――身を乗り出すように――
「そんなら、親分、親分が、何とか仲に立って下さろうとおっしゃるの! まあ、うれしい――あの人と親分との間柄は深いらしいから、ひとつ打ち込んで下さったら、屹度何とかなるでしょう。