Lecture japonaise

Classiques japonais avec furigana

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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.

ゆきのじょうへんげ

雪之丞変化

三上 於菟吉

Lisez 雪之丞変化 (ゆきのじょうへんげ) de 三上 於菟吉 (みかみおときち) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.

N2 · avancé · kanji et kana modernes · 344 083 caractères · 673 écrans

Aozora Bunko

「まあ外へ出て呉れ――歩きながら話そう」

闇太郎は、新吉を連れて、大恩寺の方へあるいた。まだ、宵にもなっていないのに、新吉原の方角から浮いた浮いたの、その癖不思議にさびしい太鼓の音が流れて来る。

「なあに、今夜、おれがしょぴき出すから、女を一匹、谷中の鉄心庵ッて古寺にかつぎ込んでくれりゃいいんだ」

と、闇太郎が言うと、

「へえ! 女の子を――」

と、闇太郎をいぶかしげに眺めて、新吉が、

「親分が、女の子とかかわりが出来たなんて珍しいね」

「なんの、人をつけ! 今更、女ぎれえで通ったおれが、阿魔ッ子風情に目をくれるもんか! ただ、当分、日の目を見せられねえわけのある奴がいるんだ――それで、暫時、鉄心庵の和尚に引ッくくッて置いて貰おうと思って――」

「相手は?」

「ちっと、筋のわるい女さ。彫りものの一ツもあろうというような――ふ、ふ、妙なひッかかりで、とんだ罪を作らなきゃあならねえんだ。そこで、腕ッぷしの強い若手を二人ばかり支度して、湯島の切り通しに、ずッと張っていて貰いてえんだが、寛永寺の鐘が四ツ打つころ、つた家ッて提灯のかごで通る。そいつを、そのまま、鉄心庵にかつぎこませりゃあいいんだよ。