Lecture japonaise

Classiques japonais avec furigana

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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.

ゆきのじょうへんげ

雪之丞変化

三上 於菟吉

Lisez 雪之丞変化 (ゆきのじょうへんげ) de 三上 於菟吉 (みかみおときち) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.

N2 · avancé · kanji et kana modernes · 344 083 caractères · 673 écrans

Aozora Bunko

――ふうむ、これで、まあいいきッかけが着いたというものだよ。さすがの悪党、根まけがして、のこのこ貧乏徳利をさげてやって来たのは、おかしいじゃないか――

と、呟いたが、急に、怖ろしい表情になって、

――覚えてやあがれ! 闇太郎め! 義賊の、侠賊のと、人気があるのを、いい気になりゃあがって、よくも人をひどい目に逢わしゃあがったな! あいつの出鱈目に乗って、のこのこ出かけたのもおいらの不覚だったが、貧乏寺の穴ぐらに、閉じこめるたあ、何という人情知らずだ――この穴を抜け出したら、この黒門町のお初の仕返しが、どんなものだか、見せてやるぞ!

そして、まるで、闇太郎その人が、目の前にいでもするように、歯がみをして、空を睨んだものの、やがて、瞳の光を消し下唇をくわえて、うなだれた。

――それにしても、雪之丞もあんまりだ。こんなに人に物思いをさせて、ちっとも察しもせず、あんないけない奴の力を借りて、死ぬ苦しみをさせるなんて――この可愛さが逆に変ったら、どんな呪いとなるか、それ位なことは知っていそうなものじゃあないか――ねえ、太夫、おいらあ、どこまでも、恋か憎みで押し通す女なのだが。