Classiques japonais avec furigana
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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.
ゆきのじょうへんげ
雪之丞変化
三上 於菟吉
Lisez 雪之丞変化 (ゆきのじょうへんげ) de 三上 於菟吉 (みかみおときち) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.
N2 · avancé · kanji et kana modernes · 344 083 caractères · 673 écrans
ているわけゆえ、結局、どこまで煩いがからまってゆくか、見当もつかぬ――それで、さすがの御隠居も、あらわにはお出しにならぬ、大分、御心配の御容子だが――」
「でも、妙でござんすねえ――」
と、お初が、いぶかしげに、
「雪之丞のために、姿をおかくしになったとしたら、あの者を責め問うたなら、お行方は、すぐにおわかりになるでござりましょうに――」
「ところが、それが、あの化性もの奴の不敵なところだ」
と、門倉平馬は三白眼の白目を、剥きだすようにして、
「あれは、悉く御隠居の御信用を得ている上、実にきっぱりと、申しわけをいたしておる――いかにも、浪路さまより、身に余る仰せをうけたこともござりますが、当方は、河原者、人まじわりもつつしまねばならぬ身、ことさら芸道大切に、これまでとて、女性の肌にもふれておりませぬで、その御懇情だけは、平にお忘れ下さるよう、申し上げたことでござります。その上、御息女さまの、御他行さきより、お招きをうけたこともござりましたが、来月興行の稽古等にていそがわしく、おことわりいたしました。して、その後はふっと、おたよりもいただきませぬ――と、憎いことに表面は申しわけが立ったのだ。