Lecture japonaise

Classiques japonais avec furigana

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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.

ゆきのじょうへんげ

雪之丞変化

三上 於菟吉

Lisez 雪之丞変化 (ゆきのじょうへんげ) de 三上 於菟吉 (みかみおときち) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.

N2 · avancé · kanji et kana modernes · 344 083 caractères · 673 écrans

Aozora Bunko

同心の、指揮で、駆けゆく一隊――一てえ、どけえ、いきゃあがるんだ?

彼等が、両国ばしの、中ほどまで、渡りすごしたのを見ると、サッと、天水桶をはなれて、ヒラリと飛び、夜の鳥のよう――もう、捕物隊のついうしろに引ッついてしまった。

橋を渡りつめたところで、どこからか、飛び出して来た、一人の男――目明しの子分体――

「旦那、やっぱし小梅の方角ですぜ」

「小梅たあ、一てえ、とんだはずれへ行きゃあがった――浪人ものを連れて、押し込みを働こうてえわけか――」

「さあ、あっしゃあ、まだ、どんづまりまでは突きとめていねえんで――業平ばしから先きのことは、親分や、作太が、嗅いでまわっているはずです」

「遅れちゃあ、いけねえ、いそげ!」

同心一行、先きをいそいで、うしろに目がない。闇太郎の尾行は、楽々だ。

四

軽業お初が、浪人組を引率して川向うに姿を消したという聴き込みに、検察当局にこそ、その目的が判明しなかったが、闇太郎にはあまりに明らかすぎるほど呑みこめるのだ。

それゆえこそ、彼は矢も楯もたまらない。一刻一秒を争わずにはいられぬ。

――ここまで来て、どうして雪之丞を、敵の手に渡せるか? たとえ今夜、このおれの姿がばれて召し捕られることになっても、友達だけは助け出さねばならぬ。