Lecture japonaise

Classiques japonais avec furigana

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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.

ゆきのじょうへんげ

雪之丞変化

三上 於菟吉

Lisez 雪之丞変化 (ゆきのじょうへんげ) de 三上 於菟吉 (みかみおときち) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.

N2 · avancé · kanji et kana modernes · 344 083 caractères · 673 écrans

Aozora Bunko

「は、は、は、その御愁歎は、ごもッともごもッとも」

と、芝居がかりで、三郎兵衛は、あざみ笑って、

「さりながら、聴かれよ、御内儀、あれも敵の片われ、どうも、お言葉にしたがうわけにはなりませぬ」

「でも、一体、あの子を、どうなされて?」

若しや、やはり、たずさえている匕首で、咽喉ぶえを切り割かれてしまったのではないか――と、内儀は、必死の想いでたずねる。

「どうなされたと言って、たった今も言うとおり、通り合せた賽の河原の奪衣婆に、渡してつかわしたほどに、今ごろは小石を積んで、あそんでいるにちがいない」

と、三郎兵衛は、けろりと答える。

「それなら、そなた、手にかけたのでは、ありませぬな?」

「つかみ殺そうとしたなれど、ほしいというて、奪衣婆がねだったゆえ、つい、河岸でくれてやった」

「これ、みなの衆――どうやら、長崎屋どののいうことは、ほんとうらしい。さあ、早う、手わけをして、この人から子供を受け取った人を、さがして来て! どんな礼でもその人にしましょうほどに――」

妻女が足ずりしてわめくさまは、ことわりせめて道理に見えた。

一七

広海屋内儀は、主人と、長崎屋との間柄が、現在どのように悪化していようと、三郎兵衛が今はもう火つけ、人殺しの大罪人となっていようと、また、哀れや宿業の報いるところ、狂人となり果ててしまっていよ