Classiques japonais avec furigana
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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.
ゆきのじょうへんげ
雪之丞変化
三上 於菟吉
Lisez 雪之丞変化 (ゆきのじょうへんげ) de 三上 於菟吉 (みかみおときち) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.
N2 · avancé · kanji et kana modernes · 344 083 caractères · 673 écrans
」
「ふ、ふ、ふ、ふ」
と、坊主は、大きな鼻の孔から、暴しのような息を吐き出したが、それが微笑なのだ。
「大した勢いだの? だが、兄いたち、まあ、夜よ中の、じたばたさわぎだけは止めて貰おうかい。何をしてもおらあ知らねえ――が、野ッ原もねえじゃなし、おれの寝ている部屋へ連れこまれちゃあこまるんだ。わかったか」
「何を!」
どんなものにも、したいことを妨げられるのが、一世一代の誇りを傷つけられるかのように思い込んで、いのち懸けになるのが、雲助、がえんの根性だ。
「この野郎――」
浪路を、為にあずけて、撲ってかかったが、振り上げたこぶしがとどかぬうち、手首を逆につかまれて、
「あ、い、て、て、て!」
「どうだ――かかるか――こう、雲助、この腕は、こうやりゃあ、おッぺしょれてしまうぞ!」
「い、て、て、て!」
と、丑はおめいたが、あやまりはせず、
「為、助けねえか――この坊主、叩き斬ッてしめえ――」
「よし、承知の助だ!」
ぐったりと、気を失ってしまっている浪路を、投げ出すように下に置くと、為、きょろきょろ見まわしたが、台所にはしり込んで、何か光るものをつかんで飛んでかえって、