Classiques japonais avec furigana
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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.
ゆきのじょうへんげ
雪之丞変化
三上 於菟吉
Lisez 雪之丞変化 (ゆきのじょうへんげ) de 三上 於菟吉 (みかみおときち) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.
N2 · avancé · kanji et kana modernes · 344 083 caractères · 673 écrans
「えッ! おまえさんが、お酒を呑まぬ? まあ、ほ、ほ、ほ――法印、桝からでなくては、呑まぬのかい?」
「いや、やめたんだ?」
と、モゾリと答える。
「おまえが、お酒をやめたッて!」
と、心から、びっくりした顔。
「ほんとうだよ、正真とも!」
と、法印は、いくらか力無げに、
「おらあ、酒を呑みゃあ、きッと、やりそくなう――いや、もう、大した間違えをやらかしたんだ。それで、般若湯はおことわりにしたのよ。だから、呑まねえ」
「へえ、そりゃあ又――」
と、お三婆は、持った銚子で、自分の杯に充して、
「じゃあ、あたしは手酌でいただくがね――それはそれとして、法印さん、このお三婆のことは、あの奴等をあつかうようにはなさるまいね?」
「あの奴等をあつかうようにとは?」
「丑や、為は、屋外へ、うっちゃられたが?」
「だって、あいつ等あ、雲助じゃあねえか? おめえは、この宿屋の主人だ――どうして、おれが、あんなことをするはずがあるものか?」
「まあ、うれしい!」
と、お三、とん狂な調子で、叫んで、
「それでこそ、さすが立派なお人だというものだよ。悪党も、大きくなりゃあ、仁義を知らなけりゃあね――」