Lecture japonaise

Classiques japonais avec furigana

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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.

ゆきのじょうへんげ

雪之丞変化

三上 於菟吉

Lisez 雪之丞変化 (ゆきのじょうへんげ) de 三上 於菟吉 (みかみおときち) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.

N2 · avancé · kanji et kana modernes · 344 083 caractères · 673 écrans

Aozora Bunko

「う、うむ」

と、隠居は腕を組む。

闇太郎は、膝を立てて、

「じゃあ、たしかに、この唐櫃は、おとどけ致しやしたから、あッしは戻していただきますが、まあ早く、縁側から、お仏間へおうつしになった方が――」

「おお、闇、貴さまには、はからず世話になったのう」

と、隠居は目を上げて、

「実は、この死骸が、他人の手に落ち、公へ届け出しもいたされたら、当家として、とんだことになったところ――公儀からのおとがめも、おかげにて、事なく済むであろう。きさまには、礼もしたい。まず、客間に通って休息するよう――」

二〇

辞し去ろうとする闇太郎を、三斎老人は強いて引き止めて、

「いかに何でも、この唐櫃を届けてくれた仁を、このまま返すことは、わしには出来ぬことだ、それは、ようわかっていよう――さ、ずっと通るがよい――これ、誰か?」

と、手を拍つと、あらわれた二人の小姓に、

「客仁を、座敷に通し、酒飯の馳走をいたすように――まだ聴きたいこともある」

二人の小姓が、闇太郎を庭口から、離れめいた、小間の方へ、無理に導くのだ。

闇太郎は、振り切れずに、広からぬ瀟洒な部屋に坐る。

そこは、一切、茶がかった造りで、床の掛ものは、沈南蘋の花鳥、花生けは、宋窯の水の垂れるような青磁、磬が掛っていたが、その幅が二尺あまりもあって、そのいずれを見ても、闇太郎の