Classiques japonais avec furigana
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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.
しんらん
親鸞
吉川 英治
Lisez 親鸞 (しんらん) de 吉川 英治 (よしかわえいじ) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.
N2 · avancé · kanji et kana modernes · 566 138 caractères · 1127 écrans
ねがわくは、小止観の結論まで、講じていただきたいが」という者もあるし、また、
「きょうのお説は、われらが今まで聴聞いたしてきた先覚の解釈とは、はなはだ異なっている。われわれ後輩のものは、従来の説を信じていいか、御房の学説に拠っていいか、迷わざるを得ません」と訴える人々もあるし、
「学問には、長老や先覚にも、遠慮はいらぬはずだ。どうか、もっと話してもらいたい。堂衆たち! 明りを点けろ」
立ちさわぐものもあったが、範宴は、もう席を去って、いかにもつかれたような面もちを、夕方の山影に向けながら、縁に立って、呼吸をしていた。
すると、そこへもまた、若い学徒がすぐ行って、彼を取り巻きながら、
「きょうのご講義のうちに、ちと腑に落ちない所があるのですが」とか、
「あすこのおことばは、いかなる意味か、とくともう一度、ご説明をねがいたい」とかいって、容易に、彼を離さなかった。
席をあらためて、範宴は、その人々の質疑へ、いちいち流れるような回答を与えていたが、そのうちに、互いの顔が見えないほど、講堂のうちはとっぷりと暮れてしまった。
三
性善坊が迎えにきていた。
「お師さま、あまり遅くならぬうち――」