Lecture japonaise

Classiques japonais avec furigana

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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.

しんらん

親鸞

吉川 英治

Lisez 親鸞 (しんらん) de 吉川 英治 (よしかわえいじ) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.

N2 · avancé · kanji et kana modernes · 566 138 caractères · 1127 écrans

Aozora Bunko

四

四

聖覚法印の遊説は、効果があったらしい。

山門は、わりあいに、彼の、

(浄土門とはどんな教えか)という講演に、好感をもったようであった。

先には、七箇条の誓文と、法然の謙譲な文書が来ているし、その後から、法印聖覚が、こうして山を説いてあるいたので、叡山の感情は、非常にやわらいできたように見えた。

すくなくとも、表面だけは。

だが、風は――波は――依然としてやんではいない。

果然。吉水の教壇へ向って、巨弾を放ってきた第二の法敵があらわれた。

高雄栂尾の明慧上人である。この上人は、そこらにざらにあるいわゆる碩学とは断じてちがう。満身精神の人だった。学問の深さも並ぶ者がまずあるまいという人物だ。

(栂尾の上人がこういった)といえば、その一言は、思想界をうごかす力があった。

しかも、明慧は、めったに言論を弄ぶような人でなかった。自重して、深く晩節を持し、権力とか、名聞とか、そんなことに軽々しくうごく人でも決してない。

ところが――その明慧が、奮然、起ち上って、吉水へ挑戦したのである。その峻猛の意気を世に示したものが、

「摧邪輪」三巻

「摧邪輪荘厳記」一巻

こう二つの著であった。