Lecture japonaise

Classiques japonais avec furigana

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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.

しんらん

親鸞

吉川 英治

Lisez 親鸞 (しんらん) de 吉川 英治 (よしかわえいじ) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.

N2 · avancé · kanji et kana modernes · 566 138 caractères · 1127 écrans

Aozora Bunko

八

念仏は絶対他力の教えであるということを」

八

善信は、その後、独りでこういう問題について考えてみた。

「この間のああいう論争が起るところを見ても、まだ他力念仏をこれほどお説きになっている上人の真意は、幾人もほんとに理解していないのだ」心細い気持がするのであった。

「叡山三千房が、こぞって迫害の手をのばそうとしている折、また、栂尾の明慧上人があのような論駁を世上に投じている場合、ご随身の高足ともあろう人々が、まだあんなことをいっているようでは、浄土門の真理の芽は、せっかく大地を割ったばかりで無碍に踏みにじられてしまう」そう、彼には、案じられた。

「――一つ師を仰ぎ、一つ真理にすがり、室を共にし、寝食までを同じゅうしても、それが、真の道の友とはいい難い。学問や利を同じゅうして集まっていても、その称える念仏には、まだまだ自力の声があり、他力の声があり、迷いの声がまじっている」

今は、聖道門の旧教と、自分たちの新しい宗教との、いわゆる聖浄二教というものが、二つの太い潮流を作って、日本の思想界において、それが、ひところの対立時代から、さらに迫って、まさに、正面衝突をしようとしている。