Lecture japonaise

Classiques japonais avec furigana

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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.

しんらん

親鸞

吉川 英治

Lisez 親鸞 (しんらん) de 吉川 英治 (よしかわえいじ) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.

N2 · avancé · kanji et kana modernes · 566 138 caractères · 1127 écrans

Aozora Bunko

「卑屈だ」

「もちろん旧教の殻に入っている僧侶などは、卑屈でなければ、ああしておられるものじゃない。――彼らはただ、伝来の待遇を無事にうけて、実社会からは、遊離しようと、なんであろうと、自分たちだけで威張っていたいのが願望なのだ。――そういうところへ、新しい教義を称えて、民衆をうごかす者が出てくることは、それだけでもすでに禁物なのだからな」

森の木洩れ陽が、若い弟子たちの黒い法衣の肩に斑をうごかしていた、ちらちらと風の戦ぎに光るのだった。

「それさえあるのに」――と他の者が次にいった。

「叡山には、一日ごとに、有力な檀徒や碩学が、みな山を見捨てて去ってゆく。……今朝ほど上人からあんな手痛いお叱りをうけた二尊院の湛空どのもその一人だ。弁長、念阿、証空、数えきれない人々が、叡山から吉水へ移ってきている」

「うム」眼がみなうなずき合う。

「中でも、安居院の法印聖覚どの。西塔の名僧といわれた鐘下房の幸西法師。――それから、先ごろ、月輪殿のご息女を妻としてごうごうと喧しい取沙汰の中に、毅然として、念仏門の行者の範を垂れている善信どの。――みな以前は叡山にいた方々で、後に、念仏門へ参られた人たちだ」