Classiques japonais avec furigana
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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.
しんらん
親鸞
吉川 英治
Lisez 親鸞 (しんらん) de 吉川 英治 (よしかわえいじ) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.
N2 · avancé · kanji et kana modernes · 566 138 caractères · 1127 écrans
と、次室から知らせた。
二
そこへ通ってきた老公の顔も、決して暗くなかった。
「おお」
「おう」見あわせる顔ごとに、言外の感慨が、いっぱいに胸へせまってくる。善信は、あらためて、
「なんのご孝養もせず、今日まで、お舅君には、わずらいのみおかけ申し、その儀ばかりは、玉日とも、申し暮しておりました。その上、かような御命を下されて、越路へ旅立つからには、ふたたび善信が、生命のあるうちに、朝夕の御見も望み得ぬことかと思われます。なにとぞ、老後をいとい遊ばされて、善信がことは、心ひろく、なるがままに、世の波へおまかせ置き下さりますように。――また、玉日が身と、房丸が身とは、かように勅勘を蒙って流さるる私が、配所へ連れ参ることもかないませぬよって、何ぶんともに、ご不愍をおかけ賜わりませ」
月輪の老公は、黙然と、何度もうなずいて、聞くのであったが、
「玉日や、房丸が身は、わしが手にひきとって、守ろうほどに、必ず、お案じなさらぬがよい」といった。善信は、にっこと笑って、
「それをうかがって、私も、なんの心がかりもありませぬ」
「ただ、おん身こそ、気候風土の変る越路へ下られて、身を害ねぬように」