후리가나로 읽는 일본 고전
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あんこくにっき
暗黒日記
清沢 洌
清沢 洌의 暗黒日記(あんこくにっき)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 93,322자 · 188화면
昭和十七年 (十二月九日――十二月二十八日迄)
昭和十七年十二月九日(水)
十二月十二日(土)
十二月十三日(日)
昭和十七年
(十二月九日――十二月二十八日迄)
昭和十七年十二月九日(水)
近ごろのことを書き残したい気持ちから、また日記を書く。
昨日は大東亞戰爭記念日であった。ラジオは朝の賀屋(興宣)大藏大臣の放送に始って、終始、感情的叫喚であった。夕方は僕は聞かなかったが、米国は鬼畜、英国は惡魔だといった放送で、家人でさえもスウィッチを切った。かくも感情に訴えなければ、戰爭は完遂できぬのか。
東京でお菓子の格付けをするというので、お役人が集って有名菓子を食ったりしている。役人はいかに暇であることか。
昨日、陸軍に感謝する会が、木挽町の歌舞伎座であって、超満員だった。
十二月十二日(土)
右翼やゴロツキの世界だ。東京の街は赤尾敏(建国会会長・代議士)という反共屋の演説ビラでいっぱいであり、新聞は国粹党首という笹川良一(国粹大衆党総裁・代議士)なる男の大阪、東京間の往來まで、ゴジ活字でデカデカと書く。こうした人が時局を担当しているのだ。
この戰爭の第一の失敗は、極端な議論の持主が中枢を占有し、一般識者に責任感を分担せしめぬことだ。
十二月十三日(日)
資本家は生産増強の重荷を負わされている。