후리가나로 읽는 일본 고전
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あんこくにっき
暗黒日記
清沢 洌
清沢 洌의 暗黒日記(あんこくにっき)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 93,322자 · 188화면
三月二十日(土)
四月七日(水)
四月二十一日(水)
どうせ返還をやむなくするならば、現在の返還は認むべきだろう。しかし、政策の転換に陛下を引合いに出す(議会でもよくやるが)のは、極めて不穏当だ。陛下に責任を帰し奉ることになるのではないか。
三月二十日(土)
今朝の読売に米国のユダヤ金権化の問題あり。世界をユダヤ人と非ユダヤ人との二つに分つごとき單純な頭では、なに一つ解決はできぬ。ユダヤ人問題をいうものは、世界を複雜な形で論じ得ないものだ。この連中はモーゲンソー(米国の藏相)が、米国を参戰せしめたという。こういう單純な論理だから困る。
四月七日(水)
三月二十三日から四日までを、四国で過した。逓信省と経済クラブ講演のためだ。
四月二十一日(水)
東條内閣改造。東條自ら文相兼任。ムッソリーニをまねて三役を兼ぬ。谷がやめ重光(葵)に、安藤(紀三郎)中將内務に、山崎(達之輔)は農林に、いずれも就任す。谷外相は少し気の毒なれど、やはりどうにも仕方なかるべし。荷が重過ぎたのは、けだし事実だろう。重光は大のオポチュニストにて、今までとても軍部の色を見ては、ロンドンとモスクワから報告を書いていた。出世主義の尤なるものである。