후리가나로 읽는 일본 고전
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あんこくにっき
暗黒日記
清沢 洌
清沢 洌의 暗黒日記(あんこくにっき)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 93,322자 · 188화면
四月三十日(月)
五月一日(火)
一日の公定賃金は八円だが、十円は普通であり、中には一日に八十円も請求したものがあるという。労働者三、四名に一人の監督――俸給生活者がつくわけである。
四月三十日(月)
晩のラジオでドイツのヒムラーが米英に対して、無條件降伏を申し出たと伝う。米英はソ連を含む連合国に同樣の申し出でがなければ受付けないという。また、ムッソリーニもその一味とともにとらえられたことを報ず。
五月一日(火)
相変らず畠をやる。花壇をつくる。生活は食うことのみにあらず。願くば困苦の間にも、多少の文化的享樂を許されよ。
井出君がきて、町でドイツが無條件降伏したことが盛んに問題になっていることを伝う。昨日井出君がきたとき「ドイツが危いようですね」と言うから、「すでにドイツはカタがついたのだ」といった。彼は不承々々であった。が、帰って晩のラジオで無條件降伏を聞いたのだ。「どうしてドイツは頑張らなかったのだろう」と、どこでも不思議な話として話し合っているそうだ。新聞がつねに優勢らしく伝えるので、一般人にはドイツの苦境がわからなかった。そして、突如として現出した事件のように思うのだ。
近ごろの手続きの煩雜なこと限りなし。