후리가나로 읽는 일본 고전
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あんこくにっき
暗黒日記
清沢 洌
清沢 洌의 暗黒日記(あんこくにっき)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 93,322자 · 188화면
十二月十三日(月)
十二月十四日(火)
十二月十六日(木)
今日の朝日に風邪続出という記事あり。どこのビルでも暖房裝置はいっさいとってしまった。銀行の窓も、橋の欄干も撒回した。戰後にも金具の一切ない国となろう。この復興は大変だ。いわんやこの上に空襲でもあったらばと思う。
十二月十四日(火)
ドイツ大使シュターマーが、しばしば重光に会見する。そして「日本がソ連に開戰しなければ、ドイツは英国と和を講ずるかもしれぬ」と迫っているよし。これはありそうなことである。今になってもまだソ連と開戰せよという議論をするものがあるのだから、一般民衆というものはどれだけ無知かわからぬものである。
腸をこわして具合惡し。寢ながら中央公論を読み直したが、中央公論もまったく驚くべきものになった。例の京大教授の出ている座談会「赴難の学」で、西洋の学は西戎学、学問奉還論、学問は日本書紀、古事記だけを読めば総べてのことが書いてある、国際法は英米の謀略法とか、たいへんなものだ。
奇説もここまでくると面白い。僕は名前と肩書きをみくらべながら、卷をおくにたえなかった。
十二月十六日(木)
東大の田中耕太郎博士の外国行きが取消された。彼はカトリックで日本精神に徹しないからというのだ。