후리가나로 읽는 일본 고전
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あんこくにっき
暗黒日記
清沢 洌
清沢 洌의 暗黒日記(あんこくにっき)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 93,322자 · 188화면
九月二日(木)
九月四日(土)
九月二日(木)
戰爭の深化とともに、右翼がどう動くか興味がある。彼らは常に戰爭を求め、そして戰爭を得た。
近ごろは必ず「樂観に流れず、悲観に陷らず」といい、また「敵を侮らず、恐れず」という。この中間の心境とは何だろう。研究すれば必ずどちらかになる。有耶無耶にすごすことが戰時心構えか。
土地および家屋を抵当に入れ、勧業銀行から借金するため手続きを始めたのが、一ヵ月ばかり前である。印鑑証明だの、それ謄本だのと、面倒なこと夥し。本日も家屋の建築証明がないというので、区役所と裁判所の間を往復し、午後をつぶす。「明日來られても、一日のつもりでなくてはいけませんよ」と代書はいう。裁判事務がいかに煩雜であるかがわかる。形式主義がこの辺にもっともよく出ている。
九月四日(土)
反枢軸軍は、イタリア本土に二日夜上陸作戰を開始した。伯林電報によると上陸兵力一個師というが、その程度の兵力をどうにも出來なくては、枢軸軍悲観のほかなし。デンマークにも反乱があった。東部戰線も惡く、スモレンスク方面に激戰つづく。世界大戰四周年において、勝負は明瞭化した。
わが陸軍は兵隊は強いし負けないが、鉄が不足するが故に勝利が握れないという宣伝になってきた。