후리가나로 읽는 일본 고전
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あんこくにっき
暗黒日記
清沢 洌
清沢 洌의 暗黒日記(あんこくにっき)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 93,322자 · 188화면
七月十二日(水)
七月十三日(木)
これで「現代」「公論」の右翼一本槍の雜誌だけになってしまった。
七月十二日(水)
中央公論の藤村君の話――羽仁説子さんが藤田(雄藏)海軍中佐の伝記を書いた。飛行士として非常に優秀な成績をのこした人である。それが「子供の科学」で評判になったので、手を入れて一冊にまとめて届出た。同社では推薦図書にでもなると考えていたのである。ところが「出版不承認」と却下された。印刷がすべて出來ていたのに。聞いて見ると、中佐が熱心なクリスチャンだと書いてある個所が不許可になったのだという。藤田中佐が聞いたら、こんな愚劣な人々のために生命を捨てたのは惜しかったと言っているかも知れぬ。クリスチャンでも、国のために立派に生命を捨てるのだ――そう考えてキリスト教に対する認識を改めずに、反対にイデオロギーで事実を抹殺しようというのだ。
大本営は「サイパン北端のマツビ山附近で白刄を揮って凄絶なる肉迫攻撃を敢行中」なる旨を発表。まだサイパンが敵手に落ちたことを発表していない。
七月十三日(木)
芳賀という高等学校の教授が、言論報国会で正宗白鳥氏に、「この戰爭は敗けますよ」と言った。その理由は、現在の当局者は衆智をあつめることが嫌いである。