후리가나로 읽는 일본 고전
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あんこくにっき
暗黒日記
清沢 洌
清沢 洌의 暗黒日記(あんこくにっき)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 93,322자 · 188화면
五月十一日(木)
五月十四日(日)
五月十一日(木)
世界新秩序のことについて研究するため、まず中央公論社の「東亞共栄圈の諸問題」を読む。蝋山、東畑(精一)両君のを読み、また細川嘉六のものを読む。
蝋山君は驚くべき頭脳であるに拘らず、筆力なし。書いたものは平板である。細川君のものは面白し。が、問題を提起しているだけだ。
細川という人はマルクス主義者だというので、ずうっと横浜の留置場に入れて置かれているとのことだ。中央公論社の何の関係もなさそうな連中が、やはり引張られて半歳になる。そして、取調べに当るものは若い巡査だ。
日本人は今度の戰爭で教えられるところがあるかどうか。恐らく臥薪嘗胆といったことで、復讐心を養成するくらいなもので、ほんとに賢くはならないであろう。
五月十四日(日)
鮎沢つゆ子さんの話に、近ごろ生れる子に畸形兒が多いという。家内いわく、植原さんのお嫁さんの家は小兒科の大家だが、その人の話に乳を吸わない赤ン坊が多い。乳を吸う力がないのである。ドイツにおいて第一次戰爭に同じことがあった。日本でこれだけ栄養不足なのに、そうしたことがないのが、むしろ不思議である。
五月十五日(月)