후리가나로 읽는 일본 고전
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あんこくにっき
暗黒日記
清沢 洌
清沢 洌의 暗黒日記(あんこくにっき)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 93,322자 · 188화면
十月一日(日)
十月三日(火)
「今度の戰爭の後は、米英も今までのように教えてもくれなければ、あらゆる方面で迫害をうけよう。戰後は大いに科学を準備して緒戰から勝つようにしなければならぬ」
岡部は例によって盛んに日本的世界観といったようなことを言った。人柄はいいようだが、この先生は戰爭の教訓を少しも掴めていない。自由学園の生徒の純眞さには、本当に涙ぐましい気持ちがした。彼らはこの岡部の話を、吸いとり紙がインキを吸いとるように、脇目もふらずに聞いているのだ。
十月一日(日)
久しぶりの雨で畠を休む。大宮島、テニアン島の軍民全員戰死の報、今朝の新聞に詳報さる。
緒方君は、個人としては玉碎主義に反対で、困ったことだと、早稻田の教員連中を集めて話した由。
この悲報に接し、各新聞は例により特集。毎日は末次信正、読売は鹿子木員信、匝瑳胤次(海軍少將)を出し、いずれも玉碎を礼讃している。
十月三日(火)
石橋君の主催で、大内兵衞、有沢広巳、脇村義太郎の三君の共産党事件で無罪になったのを祝う晩餐会開かる。かつて文筆社会に華やかに躍った人々である。
戰後どうなるかを、われらは議論した。私有財産がなくなるだろうかの問題につき、私有財産は存するだろう。