후리가나로 읽는 일본 고전
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あんこくにっき
暗黒日記
清沢 洌
清沢 洌의 暗黒日記(あんこくにっき)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 93,322자 · 188화면
八月二日(水)
八月三日(木)
さきごろの就任当時の話も愚劣だったが、今度のものも下士官的感想だ。これではやっぱりダメだ。陰にいるときは「大物」だとか「首相級」だとか言っているが、小磯のようにしゃべらせて見ると、見識がよくわかる。
八月二日(水)
朝早く上野発、軽井沢に來る。学童疎開などの関係あり、汽車頗る混む。
八月三日(木)
軽井沢もなかなか暑し。室内二十八度。
蒙古国の財政が困難である。同国は阿片の産地だから、これを国営にすれば切り拔けることができる。それを大橋忠一(蒙古政府最高顧問)が進言したが、そのため首になった。聞くと、その独占権を有しているのが某という男で、その利益金を東條、星野などにやったという噂あり。北京にある佐野という司法官がそれを調査したが、転勤を命ぜられた。彼は屈せず二十日も命令をきかなかったとか――恐らくは噂ならん。しかし、政府の最高首脳が、そうした噂をたてられること、すでに面白からず。
緒方情報局総裁は、宮中方面に信用がある。東條内閣を倒すために、かなり運動をした。東久邇宮樣が「俺が出る」と乘り出したのには弱った。この方を断念させるのに骨が折れたとの話である。