일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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あんこくにっき

暗黒日記

清沢 洌

清沢 洌의 暗黒日記(あんこくにっき)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 93,322자 · 188화면

아오조라 문고

十一月十四日(日)

十一月十五日(月)

従來の軍人あがりの首相が、比較的にボロを出さなかったのは、相当長期間にわたって中央にいて、ともかく政治を知っていたからだ。東條首相の悲劇は、彼が田舍まわりから直ちに要路に立ったことである。

十一月十四日(日)

支那にいる日本人は、みな買手さえあれば財産を売って、日本に引き揚げたいと考えているそうだ。それも古い支那通がそうなのである。この戰爭の結果、北米、南米、支那、その他あらゆる方面に、営々として築いた努力が、根こそぎに失われるのだ。

十一月十五日(月)

床屋に行くと、かつて七人でやっていたのが、今は主人をいれて二人になっている。しかもその一人に徴用令が來た由。主人は「つぶすつもりでなければ、一人ぐらいは残してくれ」と談判し、結局、出征家族として特別な考慮をして貰うことになったとか。富士アイスの笠原という男も徴用、神戸の出張所長にも徴用。今度の徴用は非常に広範だ。こんなに徴用して、一般産業は運転できるか。この辺についても、経済観念に暗愚な連中がやっているからムリがある。徴用工では能率もあがるまいし、恐らくは厭戰的気分を煽り、その集団から不平的爆発が起きはしないだろうか。