일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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あんこくにっき

暗黒日記

清沢 洌

清沢 洌의 暗黒日記(あんこくにっき)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 93,322자 · 188화면

아오조라 문고

五月十五日(月)

五月十七日(水)

三笠宮樣にお輿入れがあった。お道具が沢山運ばれた。その運転手が、「俺たちは飯も食えないのに」と不平をいっていたという話を聞いた。

五月十七日(水)

外務省に行く。高柳君の話では、僕が祕密の消息話しを外部に洩らすというので、憲兵隊のブラック・リストに載っているという。僕は機密のことなんか一切しらぬのだが、講演会などで英字紙にあるようなことを話すのを、物知らぬ連中が「祕密」と考えて、そう報告するのだろう。しかし、今後はいっそう注意するつもりだ。

なんでも外務省では嘱託が二人さいきん二ヵ月の間に、憲兵隊に引張られたという。一人はその家庭で女学校に行っている子供に話したのを、その子供が海軍軍人の娘に話し、その娘が家庭で話したのを、憲兵隊に通告したのだと言われる。太平洋方面の戰況についてである。

三井君の話――同君が学校に使っている別莊を、軍部が無償で貸せと盛んに言ってくるよし。すでに半分はとられたが、後の半分もいろいろの部局が手をかえ品をかえて言ってくる。それも堂々と正面からやって來ないで、謀略でケチをつけ、ただ取りしようとしている。三井君の兄――三井本家の主人――の家も、しばしば供出しろと言ってきている。